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産後の働き方どうする?ママ薬剤師が転職より時短勤務を選んだ6つの理由

出産後の働き方について迷う人は多いですよね。

育休後、元の仕事にそのまま復帰するのか、パートとして転職するのか…

はたまた、時短にするのか、フルタイムで戻るのか…

私は大学卒業後、薬剤師として大学病院に就職。
結婚を機に転職し、現在は調剤薬局に勤務しています。

そこで産休・育休経験後、仕事復帰した私。
復帰後1年で、「これはダメだ」となり、時短勤務を選びました

辛かったら時短でなくて転職したりパートになれば?という意見もあるかと思います。
今は時短勤務は終了したのですが、やっぱり私は時短勤務にしてよかったと思っています。

今回は薬剤師ワーママの私が時短勤務を選んだ理由をお話します。

薬剤師を目指しているけど結婚後のことってどうなんだろうと不安に思っている学生さんや、今後仕事復帰を予定されている方の参考になれば嬉しいです。

目次

育休後に復帰した時の話

1年間の育休後、仕事復帰した私。

初めは順調だったんです。
フルタイムでも全然大丈夫じゃん。
なんて思い始めていた頃でした。

どうやら息子がイヤイヤ期にさしかかったもよう。
そうなるとそれまでとは比べられないくらい超大変になりました!

保育園のお迎え後もなかなか帰らない。
なんとか家に帰っても一緒に遊びたいとぐずって、ご飯の用意なんてまったく進まない。
しょうがないのでとりあえず少し遊んでいたら、お腹が減っていきなり癇癪。
あーもうこんな時間!早く寝ないとまた朝バタバタになっちゃうよ…

…そんな毎日で自分がいっぱいいっぱいに

正直人員不足の職場に迷惑を掛けるのも申し訳ないし、お金のことも気になるのでなるべく長く働きたかったのですが、このままじゃ自分が持たない…。

もうだめだと思った私は上司に相談することに。

正直あまり歓迎はされていなかったと思いますが、申し入れがあったら拒否できないんだ〜といってすぐに受け入れてくれました。

その職場にもよりますが、薬剤師の世界は女性の方が多いこともあり、比較的こういった制度を利用しやすい環境になっていると思います。
なかなか恵まれていますね。

時短勤務にして変わったこと

時短勤務では朝は今まで通り30分遅く、終わりは1時間早く帰ることができました。

1時間あるとすこし心に余裕ができます。
ご飯の用意に時間がかかっても、ああもうお風呂に入らないと!と焦ることは少なくなりました。
中耳炎を繰り返して耳鼻科通いの息子でしたが、病院受診もしやすくなりました。

もちろんどうしても忙しい場合は自主的に残業したりもありますが、時短届を出していると職場から残業を指示することはできない決まりがあるそう。
今日はすみません!といって時間通り帰ることもしやすくなりました。

時短勤務のメリット

では私が感じた時短勤務を選んだ時のメリットについてお話します。

  • 時間と心に余裕ができる
  • 働き方について比較的臨機応変に対応してもらえる
  • 有給があるので休みが取りやすい
  • 休む時の精神的負担が比較的少ない(私の場合)
  • しっかり働きたい人にとってはフルタイムへの復帰がしやすい
  • 1年休んでいても、スムーズに仕事復帰できる

働き方については会社によるかもしれませんが、私の場合は30分単位で計1日1.5時間まで短縮することができました。

なので、朝は保育園の登園時間に合わせて9時から、就業時間は16時と、始まりと終わりを自分で決められたんです。

また、転職すると有給休暇が無くなる場合が多いですが、時短勤務では育休前から継続しているので、ある程度有給休暇の日数も残っています
復帰してすぐは、子どもがすぐに熱を出すのでしょっちゅうお休みすることになります。

有給休暇がなかったり、少なかったりするとすぐに欠勤となり、収入ダウンに…

欠勤は後々の年金などにも関係するのでなるべく避けたいですね。
そんな時に有給休暇があるのはとてもありがたかったです。

また、転職してすぐはまだ新人同然。なかなか「お休みします」とは言いにくいもの。
時短でも申し訳ない気持ちに変わりはありませんが、言い出しにくいというストレスは新人に比べたら少ないのではないかと思います。

また、パートや派遣となっていた場合、そもそも人員を補う目的で雇用されているわけなので、人が少ないところに割り当てられることが多いはず。
そうなると休みをもらった時の周りへの負担が通常より多くなるため、精神的に休みにくいのではと思います。

薬剤師の業務は調剤と服薬指導が主なので、転職しても一から仕事を覚えることはないと思います。
それでもその職場ごとでルールなどもあると思うので、ある程度の負担はあるでしょう。
また、なれない職場や人間関係のなかで休みを言い出すのはなかなかストレス

私はこの2つがネックだったので、転職ではなく時短勤務を選びました。
もちろん今の職場でも申し訳ない気持ちにはなりますが、妊娠中からの経過を見てくれているので、周りの理解も得られやすく、申し出る時の緊張は少ないです。

また、薬剤師は今の所比較的転職もしやすいですが、少しずつ厳しくなっているのも事実。
将来的に正社員で働きたいと思っても難しいかもしれないと思うと、私はパートになる選択はできませんでした。

時短勤務のデメリット

もちろん時短勤務のデメリットもあります。

  • 時短勤務は子どもが3歳になる日までしかできない。
  • 収入が減る。

時短勤務は子どもが3歳未満の場合に利用できる制度です。
そのため3歳になる日からはフルタイムに戻らなければいけません。

私の場合は給与の計算がややこしくなるという理由もあり、人事の人と相談して3歳の誕生日の前月までということにしました。
3歳になると自分でできることも増えてくるので、1歳で職場復帰したときよりはフルタイムでもだいぶ楽になった気はしています。

ただし、3歳になったばかりではまだまだイヤイヤ期真っ最中!
我が家もまだまだイヤイヤが抜けないので、癇癪を起こさないように毎日ヒヤヒヤです笑

そしてみんなが心配する給与の問題。
時短の期間は時給計算で基本給からマイナスされます。

私の場合、産休前の給与と比べると、月平均3万円程度は少なくなりました
私は家庭の事情もあり高校から奨学金を借りているため、その返済もあるのでなかなかツラかったです…

それでも、時短勤務は期間が決まっているので、今は仕方がないと割り切ることもできました。

最後に、私は薬剤師の仕事にやりがいを持っています。
子どもとの時間も大切にしたいですが、自己表現として仕事もしっかりしたい。
それに金銭的にも収入は多いほうが良い。
そのためにもしっかり働きたいと思っています。

もちろんその会社ごとで制度が違うので職場選びが大事なのですが、しっかり条件を選んでおけばフルタイムに復帰した後も、スムーズに仕事に戻れています。

まとめ

今回は私が時短勤務を選んだ理由と、感じたメリット・デメリットをお話しました。

時短ではフルタイムに戻らないといけないので、正直大変です。
それでも仕事中は自分のペースで仕事ができるので、ずーっと育児漬けになるよりもストレスは少ないと感じています。

今回の体験談が、自分に合った働き方を見つける際の参考になれば嬉しいです。

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