奨学金を借りている人は今や2人に1人と言われる時代。
そんな中、結婚の際に奨学金を理由に反対される人もいるのが現実。
親からすると、子供に苦労はさせたくないという気持ちもわかります。
もちろん返済が終わってから結婚できればいいですが、なかなかそう簡単にはいかないですよね…
返済が終わるころには、年齢が上がって出産などに影響が出ることも。
かといって大好きな人との結婚を破談にはしたくない!
今回は、奨学金を理由に結婚を反対された場合の対処方法などを解説します。
奨学金が原因で結婚を反対された!5つの対処法
奨学金が原因で相手の親に結婚を反対されることは結構あるようです。
そんな時にできる対処法をご紹介します。
絶対したほうがいいことから、あまりお勧めできないものまですべて解説していきます。
- 貯金をする
- 収入を増やす
- 返済計画を立てる
- 親に借りて繰上げ返済する
- 反対を押し切って結婚する
①貯金をする
一番初めにしてほしいことが、ズバリ「貯金」です。
当たりまえじゃんと感じるかもしれませんが、実はこれが一番効果的。
数字で目に見えてわかる証明になるからです。
奨学金があることで結婚を反対される一番の理由は、大事な子どもがお金に困る可能性があるから。
貯金があれば、
- 奨学金を返済中でも貯金ができるくらいの家計管理能力がある
- 貯金があるのですぐに生活に困ることが少ない
- 貯金ができる堅実性のある人間であれば安心
など、親を安心させることにつながります。
一概にいくら貯めればいいとは言えませんが、まずは100万円目指して頑張ってみましょう。
90万円というのと100万円というのでは、1ケタが違うぶん、印象がだいぶ変わりますよね。
貯金が苦手という方は、先取り貯金がオススメ。
給料が振り込まれたらすぐに決まった額を別の口座に移してしまいましょう♪
この口座からは絶対にお金を出さないと決めることも大切です。
注意点としては、無理してあまり大きな金額を設定しないこと。
途中でお金に困って引き出したりしないで済むように金額設定をしましょう。
同時に節約もすることで、慣れてくると毎月の貯金額を増やすこともできますね。
大好きな人との結婚を目標にする貯金なら頑張れそうです♪
②収入を増やす
毎月一定額を貯金するとは別に、収入を増やすことも考えましょう!
収入が増えれば貯金スピードもアップしていきますよ。
今の仕事では貯金が大変という人は、副業や転職なども検討してみましょう。
副業や転職活動だけなら仕事を辞めなくてもこっそりできるんです!
今の仕事を客観的に見ることもできるので、まずは転職活動だけでもやってみることをオススメします。
転職エージェントに無料登録して、求人情報を見るだけでも案外楽しいですよ♪
私も転職経験していますが、転職してよかったです。
いまでも転職エージェントから送られてくる情報はたまにチェックしたりしています。
今後の働き方を模索していくのは、奨学金の有り無しにかかわらずとっても大切。
結婚すると引っ越したりライフスタイルも変わることが多いので、少しずつ情報収集しておきましょう!
③返済計画を立てる
将来の見通しが立っていないと、相手や相手の親にも不安を与えやすいです。
返済計画をしっかり立てておきましょう。
- 返済期間はどれくらい残っているのか
- 貯金は毎月どれくらいしていくのか
- 毎月どれくらい返済していくのか
- ボーナスの使い道はどうするのか
- 繰り上げ返済はどうするのか
奨学金を返済していくにあたり、これくらいの内容はしっかり把握しておきましょう。
できれば結婚を意識した段階で、相手ともしっかり話をしておいたほうがいいですね。
そして大切なのは、奨学金の返済は自分で行うということ。
結婚すると家計を一緒にすることも多いでしょう。
しかし、奨学金を借りているのは自分。
結婚したからといって、相手に返済義務はありません!
相手の収入を当てにして結婚するのはやめましょう。
結婚後も必ず自分が返していくという意思表示をすることで、相手の親の心配も減らせるかもしれません。
④親に借りて繰上返済する
相手の親に、奨学金の返済が残っているうちは絶対に結婚を許さない、などといわれた場合は困ってしまいますね。
もしその時に自分の親からの申し出があれば、頼ってみるのもいいかもしれません。
ただし、奨学金を借りているという事は、親の経済状況も裕福ではないことがほとんどです。
大学を卒業し、結婚を意識している人20代後半~30代のことが多いです。
そうなると親の年齢も定年が近かったり、退職後の場合もありますね。
あまり無理にお願いするのはやめておきましょう。
とはいえ、親から申し出がある場合、利子などを無視して貸してくれることも多いと思います。
有利子で奨学金を借りているよりは、無利子のほうがトータルの返済金額も少なくて済みますね。
助けてもらえるならば甘えておくのもいいかもしれません。
⑤反対を押し切って結婚する
最終手段は親の反対を押し切って結婚すること。
親の同意がなくても、成人であれば結婚自体は可能です。
しかし、親との関係が崩れてしまうことは避けられないでしょう。
気持ち的にも、祝福されない結婚はつらいですよね…
あまりお勧めはしたくない方法です。
なるべくなら、しっかりと話し合いをして、納得してもらって結婚ができるように頑張りたいですね。
「日頃の行い」とはよく言いますが…
- しっかりと貯金をする
- あいさつなどの礼儀をしっかりする
などの積み重ねで信頼を築いていけるようにしましょう!
あくまでも最終手段なのでオススメはしません。
奨学金が原因で結婚を反対されたという声はある?
奨学金が理由で結婚が反対されているケースは多いようです。
以下にSNSの声をご紹介します。
奨学金が理由で結婚を反対されたというSNSの声
これ以外にも奨学金が理由で結婚が反対されているケースは多いようです。
奨学金の返済が苦で命を絶つという悲しい事例も起きているようなので、無理もないかもしれません。
奨学金といっても、実際は借金です。
返済義務のあるもの、利子がつくものがほとんどなので、親からすると不安に思うのは理解できますね。
奨学金は悪なの?
奨学金を借りること自体は悪いことではありません!
私も奨学金を借りて高校・大学に行き、薬剤師の資格を取りました。
薬剤師は薬学部を卒業しないととれない資格ですし、資格を取ったからこそ、今の収入が得られています。
もし奨学金を借りていなければ、確実に今の収入にはなりませんでした。
もちろん、大学に行かなくても事業を起こして成功している人もいます。
しかし、多くの人にとっては起業はハードルが高いですよね。
雇われ(サラリーマン)で多くの収入を得るには、まだ学歴が必要になることも多いです。
奨学金でキャリアアップすることで、将来の収入を増すということは大事な自己投資の一つ。
ただし、目的もなく大学に行くために奨学金を借りると大変な思いをするかもしれません。
資格を取ったり、給料の高い企業に就職するなど、目的のための手段として大学に行くという選択肢があるだけです。
高校生にとって、将来を決めるのは大変なこと。
しかし、奨学金という大金を借りる以上はしっかりと将来進む道を見据えて借りることが大切ですね。
大学にさえ行けば将来の収入が増えるわけではありません。
奨学金を借りていても結婚はできる!
奨学金を借りていても結婚は可能です。
私も毎月7万円弱というかなりの金額を返していますが、結婚して子供もいます。
もちろん周りのようにおしゃれしたり、いい車に乗ったり、ブランドの子供服を買ったりなんてできませんが…
それでも毎日やりくりすることで、奨学金を返しながら幸せな毎日を送っています。
最低限の額は貯金をし、少額ながら投資もして少しずつ資産を増やしています。
繰り上げ返済すればいいのにという声もあるかもしれません。
しかし、手元にお金が全くなくなると、いざというときに困ってしまいますね。
奨学金の金利は一般的なローンよりも低いです。
無理に返済するよりも、少しずつでも投資に回したほうがリターンが高くなるともいわれています。
私もまとまった資金ができるまでは、繰り上げ返済するよりも投資するようにしています。
もちろん、奨学金を借りていること自体が精神的に負担になるようなら、返済を優先したほうがいいですね!
何が幸せかは人それぞれ。
好きな人と結婚して、子供がいて…贅沢はできなくても幸せを感じる人はいます。
一番大切なのは、結婚する相手と自分が納得して幸せに暮らせること。
まずは二人でしっかりと話し合いをするようにしましょう。
本人たちが幸せであるとわかれば、反対している親からも理解してもらえる日が来るかもしれません。
まとめ
奨学金は今や日本の学生の半分の人が借りているもの。
親の経済状況は子どもには選べませんし、恥ずかしいものでもありません。
しかし、奨学金が原因で結婚を反対されるケースがあるのも事実。
一番は自分たちの幸せです。
二人でしっかりと話し合って、考えた時間は、その後の家族の絆をより強いものにしてくれるかもしれませんよ。
結婚を意識したら、まず二人でしっかりと話し合って、誠実に対応していくように心がけましょう。
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