SNSを見ていると、奨学金を借りると結婚できないとか、返済が終わるまで結婚できないなどの口コミを目にすることも多いですね。
確かに奨学金といえども一種の借金です。
結婚相手からするとやはり不安に感じることもあるでしょう。
中には奨学金を借りて後悔している人もいるのかもしれませんね。
ですが、実際に私はかなりの金額の奨学金を返していますが、無事結婚しています。
奨学金を借りると絶対に結婚できないとは言えない、という事が証明できているのではないでしょうか?
それでも中には実際に結婚について反対されたという声も…
今回は私の経験から、奨学金を借りても結婚できる場合、できない場合などを考察したいと思います!
奨学金を借りていると結婚できないわけではない
奨学金を借りていると結婚ができないわけではありません。
実際に私も月7万円弱を返済していますが結婚して子供もいます。
しかし、すべての場合で結婚に対して奨学金を借りていることが障壁にならないとは思いません。
皆さんそれぞれの状況や考え方がありますよね。
中には奨学金が結婚の障壁になると考えられるケースもあるので注意が必要です。
結婚しようと思ったときに、奨学金を借りていることが障壁になっている場合、どんなことが理由としてあげられるでしょうか。
- 返済が滞っている
- 相手の理解が得られない
- 相手の親の理解が得られない
- 収入に対する返済額が大きすぎる
- 相手の収入がない、または少ない
これらの5つのケースについて、実際に私が結婚するまでの間に感じたことを交えてお伝えしたいと思います。
奨学金の返済を滞っていると反対されやすい!
まずは奨学金の返済が滞っている事があげられます。
奨学金は毎月決まった金額を返済していくことになります。
繰り上げなどなしで返済すると、20年間はその金額で返済することに。
それなのに奨学金の返済が滞っているという事は、結婚後の生活においてもお金に苦労することが想像できますよね。
- 収入が少なすぎるなどの問題がある
- 浪費癖など、金銭管理ができていない可能性がある
多くはこのどちらかに当てはまることが考えられます。
どちらの場合も、奨学金なしにしても結婚後にお金に苦労する可能性は高いかも…
逆に、奨学金を滞納することもなく返済できているという事は、収入や金銭感覚についてしっかりしているという証拠とも取れますね。
家庭の事情や健康上の問題などもあるかもしれませんが、そういった場合には減額などの措置もあります。
そういった制度を利用しながら、きっちりと返していくことが、結婚への最低条件となります。
まずはしっかりと家計管理をして、毎月滞納することなく返済できるように工夫していきましょう。
奨学金に対して、相手の理解が得られない
名前は奨学金といえども、借金の一種です。
そのため相手の理解が得られない事もあります。
結婚を意識しだした段階で、奨学金についてはしっかりと話をしておいたほうがいいでしょう。
金額などもなるべく詳しく伝えておいたほうが、のちのちのトラブルは少なくなると思います。
ただし、まだ関係性ができていない時からいきなり金額を伝えるとびっくりされるかも。
様子を見ながら少しずつ伝えてみるほうがいいかもしれません。
わたしは交際中から奨学金を借りていることを伝えていました。
返済額については少しずつ伝えたような気がします。
具体的には↓こんな感じです。
私奨学金借りているんだ~
毎月結構たくさん返してるよ!
毎月7万円くらい返してる!でも貯金もこれくらいあるよ!
私すごくない?
ここで私の中でのポイントなのが、あまり悪いことを話すように伝えるのではなく、さらっとポジティブに伝えることです。
実際に奨学金を借りること自体は悪いことではないと思っています。
また、返済中は結構カツカツになるのですが、少しずつでも貯金しておくことも大切です。
貯金という目に見えるプラスの資産があることは、金銭管理がしっかりできているという証拠にもなります。
毎月1000円でもいいので少しずつ貯めるようにしておきましょう。
そのうち節約に慣れてきて、きっと貯金額も増えてきますよ♪
日本ではほとんどが返済義務のある奨学金ですが、海外では返済不要のものも。
なんともうらやましいですね!
日本でも格差が広がっています。
今後は返済義務のない奨学金が増えてほしいですね。
奨学金に対して、相手の親の理解が得られない
相手の理解が得られても、相手の親に反対されることもあるようです。
親からすれば、子供にはなるべくしっかりした相手と結婚してほしいと願うのは自然なことですよね…
気持ちは十分わかります。
私の場合は、前もって相手のほうからご両親に伝えておいてもらうようにお願いしました。
結婚後に毎月どれくらい返しているのかなど、フランクに聞かれたことはありますが、結婚前には特に何も言われませんでした。
きっと気を使ってくれていたんだと思います。
本当に素敵なご両親なので、そこは本当に運がよかったというか、感謝するばかりですね。
こればかりは運の要素も大きいと思うので、反対された場合は大変かもしれません。
しかし、普段からの様子で信頼を得ていると、反対されることも減るかもしれません。
- 貯金をする
- 散財はしない
- 家計管理をしっかりする
- あいさつや礼儀作法など、しっかりしている様子を見せておく
まずは人間性と金銭面において、問題がないことを印象付けておくように頑張りましょう!
結婚は好きな相手としたいですよね。
そのためにできることを普段から探してみましょう。
努力することも相手への愛情表現の一つだと思います。
収入に対する奨学金の返済額が大きすぎると危険!
いくらしっかり家計管理をしていても、毎月の収入に対して返済額が大きすぎると問題です。
解決策は2通り。
- 収入を増やす
- 返済額を減らす
①収入を増やす
まずは収入を増やすことを考えましょう。
一番簡単なのが転職です。
忙しいのに転職活動なんてできない…
転職なんてリスクが大きいよ…
そんな心配があって行動できないなら、転職エージェントなどを利用することをオススメします。
現在の会社を辞めることなく、転職活動や情報収集をすることも可能。
ゆるーり転職先を探しておいて、もしいいところがあれば転職すればOK。
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現在の会社が好きでやめたくない場合は、副業をやってみることもオススメ!
最近は副業を認める会社も増えていますし、実際にバレずに副業している方もたくさんいますよ。
もちろん私もその一人です。
返済額を減らす
返済額を減らすには、日本学生支援機構に申請することで、額を減らしたり、返済を待ってもらったりすることもできます。
参考:日本学生支援機構
実際に私も育休中は収入が減るので、返済猶予の届け出を提出することで1年間猶予してもらいました。
どうしても返済が難しい場合は、滞納する前にこういった制度を利用するようにしましょう。
奨学金の返済が滞ると、大変なことになってしまいます!
本当に要注意です!
相手の収入がない、または少ないと結婚は大変かも!
結婚相手の収入が低かったり無かったりすると、奨学金を返済しながら相手の生活費の分までまかなう必要が出ることも。
返済額によっては生活が立ち行かないこともあるかもしれません。
その状態での結婚は大変になるでしょうね。
相手ともしっかり相談しながら、相手にも仕事をしてもらったり転職してもらうことも検討しましょう。
結婚後の生活はまさに二人三脚。
どちらかに負担が偏ると長続きさせるのは難しいです。
結婚したからと言って、気持ちを押し殺したり、隠したりするのではなく、しっかり話し合うようにしましょう。
奨学金のことがなくても、本音で話せない相手と結婚すると、毎日ストレスがたまりそう…
奨学金を借りて後悔していること
奨学金を借りて後悔していることはあるかと聞かれると、特にはありません。
ただこれは、実際に私が就職や結婚、出産と、特に反対されることもなくできたからだと思います。
そして何より、奨学金を借りて大学に進学しなければ、今のパートナーには絶対に出会えなかったからです。
- もし奨学金がなければ、友達たちのように卒業旅行で海外に行けたかもしれない。
- もし奨学金がなければ、もっと豪華な結婚式ができたかもしれない。
- もし奨学金がなければ、毎月ディズニーに行けたかもしれない。
そんな「もしも」の話ならたくさんあります。
でも実際には楽しい思い出もたくさん。
- 卒業旅行で行った沖縄はとても楽しかった。
- 結婚式はこじんまりだったけど、気軽で楽しかった。
- 毎月ディズニーにはいけないけど、子供と公園でたくさん遊べている。
こんな風にお金が無いなりにも、毎日が楽しいです。
最低限、毎月の資金がマイナスにならないように節約したり、仕事を続ける必要はあります。
それでも奨学金を借りて薬学部に行かなければ今の生活は手に入れられませんでした。
(もちろん、できることなら毎月返済のストレスからは早く解放されたいですけどね!)
奨学金で結婚できないなら繰り上げ返済も検討可能
もしも相手の理解が得られなかったり、親に奨学金で結婚を反対されることもあるかもしれません。
そういう場合には繰り上げ返済を利用することもできます。
繰り上げ返済は、「余裕のある人は早く返してくださいね」という制度のことです。
繰上返済のメリット
繰り上げ返済を利用することで、早く返して身軽な状態で結婚することも可能です。
もちろん現在返済で苦しんでいる人にはなかなか難しいのですが…
有利子の奨学金の場合には、早く返したほうが返済額が少なくなるメリットもあります。
繰上返済の注意点
できれば早く返したいので、どんどん繰上返済していきたいところ。
それでも無理にするのは良いことばかりではないんです。
最低限の資金は手元に残しておく
繰上返済で注意なのが、貯金全てを返済につぎ込むのは危険!という事です。
万が一のために、いわゆる生活防衛資金は残しておいたほうがいいです。
急に病気やけがで仕事をお休みしないといけなくなったりするケースもあります。
ある程度は手元に残しておくことをお勧めします。
結婚式でいいドレスを着たくなったときにも、自分で出すなら文句も言われないかも!
投資に回したほうが利回りは良い
できれば資金ができたらすぐに返済するより、一部を投資に回したほうが利回りがいいという事。
奨学金は有利子の場合でも、通常のローンよりも利子が低いです。
そのため、なるべくなら優良な投資信託などで長期運用することで、繰上返済で浮く利子よりも高いリターンを得ることができます。
子供ができたり家を買ったり、結婚後のほうが出費が増えます。
もちろん投資に向かない人もいるので、絶対とは言いませんが、子育てや老後など将来に向けて結婚前から仕込んでおいたほうが、後々有利ですよ!
結婚することがゴールではないですもんね。
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まとめ
奨学金は確かに借金の一つであり、多少の負担になることは間違いないです。
しかし、奨学金を借りることで、よりキャリアアップして収入を増やすこともできます。
奨学金を借りているからこそ、返済後さえ終われば収入が増えると思えば、結婚後の未来も明るく考えられるかもしれませんね。
また、自分がキャリアアップすることで、よりキャリアの高い結婚相手と出会える確率も上がるかも?
今返済が苦しくて結婚に対してネガティブになっている人は、転職や副業も考えてみるのがオススメです。
時間がなくて副業のハードルが高い人は、とりあえず転職エージェントなどに登録して情報収集することから始めてみましょう。
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奨学金を借金にするか、自己投資にするかはあなた次第!
好きな人と結婚できるようにできることをやっていきましょう♪
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